11/22〜12/1にかけて東京モーターショー2013が
有明の東京ビッグサイトにおいて開催されました。
自動車の最先端技術やデザインを発信する大きなイベントです。
私も以前は会場へ足を運び、未来の車の姿に目を輝かせ
心を躍らせたものです。


先日、発表されました2014年度の税制改正大綱
(税制改正大綱とは翌年度以降に、どのように税制を変えるべきかを
話し合い、まとめたものです。)
にも自動車関連の税制改正が盛り込まれました。


来年4月の消費税増税に伴い自動車取得税が軽減される一方
2015年度以降に購入する軽自動車税を引き上げる増税策
などが決まりました。


【 自動車取得税 】

消費税との二重課税状態になっている取得税は、2014年4月からの税率が
自家用自動車については5%から3%、営業用自動車及び軽自動車については3%から2%に
それぞれ引き下げられます。
また、消費税率が10%へ引上げられた際には廃止が予定されてます。
さらにエコカー補助金制度に合致する「75%軽減車」については取得税の軽減率が80%に
また「50%軽減車」については60%に拡大されます。


【 軽自動車税 】

軽自動車税については、2015年4月以降に購入される新車が対象ですが
四輪車等の税率を自家用自動車にあっては
年7,200円から1.5倍の1万800円になります。
その他の区分の車両にあっては農業者や中小企業者等の負担を考慮し
約1.25倍に、それぞれ引き上げられます。
軽自動車税は購入翌年度からの課税となるため
実際には2016年度からの増税となります。


さらに軽自動車は、グリーン化の観点で古い車についても
2016年度から軽自動車税が引き上げられます。
新車届出時から13年が経過した車両が対象で
年税額は1万2,900円となります。


車両価格、燃費、維持費が安い事も
軽自動車の魅力ですが
今回の増税により軽自動車のメリットが小さくなれば
市場環境に影響が出てくるかもしれませんね。



加藤 武