こんにちは。熊澤会計の熊澤です。


冬季オリンピックがついに始まりました。今日の新聞の一面は「上村愛子・悔し涙」で一色のようです。上村愛子の滑りを昨日TVで見ましたが、残念ながら素人目でもメダリスト達と滑りに差があったように見えました。アメリカの選手達はとにかく滑るスピード速かったですね・・・安定感もありましたし。


過去のVTRに映っている調子がいい彼女の滑りと比較して、滑りが後傾になって体が浮いてしまっているように見えました。私はスノーボードをやるのですが(ここ2年は滑ってませんが・・・)、後傾になるとスピードが乗らないし、コントロールも利かなくなるのはよくわかります。


インタビューでは「満足しています、ちょっと悔しいですけど」と話していましたが、本来の滑りができなく、言葉には出さなかったけど本当はかなり悔しかったのではないかと思います。あの涙がそれを象徴していたのではないでしょうか。


ただ、今は感動をありがとう、そしてお疲れ様と言いたいです。今後、日本はメダルを取れるのでしょうか・・・?真央ちゃんに期待しています。


さて、今回の熊澤会計ウイークリーは「消費税議論」、つまり消費税の増税に関するお話になります。


みなさんは消費税の増税について賛成ですか?反対ですか?


増税の主な理由としては


@税収が景気に左右されやすい所得税・法人税から、景気に左右されにくい比較的安定した税収が得られる消費税へシフトし、国や地方の安定的な財源を確保するため。
A少子高齢化で、現在の年金システムでは将来の年金支給に対する現役世代の負担が重くなりすぎてしまうため。
B高齢化にともなう医療費の増大に備え、安定的な医療保険制度を構築するため。


などでしょう。


逆に反対の意見としては


@消費税を増税する前に、官僚の天下り先への税金投入や無駄な公共事業を廃止すべき。
A消費税増税は、消費がさらに落ち込み、ますます景気が悪化する。
B所得の高低に関係なく一律に課税される消費税は、低所得者ほど相対的に負担が大きくなる。


と、なるでしょうか。


民主党は「任期の4年間は消費税を上げない」と述べていますが、私は、上げる上げないにかかわらず、消費税の議論を早期に開始すべきであると民主党が政権を取ってから常々思っていました。


事業仕分等で無駄をなくして歳出を削減することは大事ではありますが、これと同時に歳入、つまり税収を安定的に確保する議論も進めていかなければなりません。


そんな中、今日のヤフーのニュース見ていると、菅副総理が14日のフジテレビの番組で「消費税増税議論を3月から開始する」と表明したという記事がありました。


民主党は公約で4年間は消費税を上げないと言い切った手前、消費税増税の議論をできるだけ避けていたのでしょう。夏の参議院選前に消費税増税議論は支持率低下を招いてしまう・・・との思惑からでしょうか。



いずれにしても、徹底的に無駄を排除した上で、同時に、消費税を上げるのか?上げないのか?上げるなら税率を何パーセントにするのか、与野党関係なくしっかり議論して頂きたいところです。


それと、反対意見のBにある「低所得者ほど相対的に負担が大きくなる。」について、個人的意見として補足しますが、消費税について高所得者と低所得者との間に、あまり不公平感がないように思われます。


例えば極端な話ですが、車1台を買う時に、高所得者は新車の高級車を買い、低所得所は高級車は買えないので安い新車や中古車を買います。車に限らず、食費だったり衣服費だったり「消費」について、高所得者は一般的にはより高級なものを買う傾向にあると思われます。


そうすると、結果高所得者は高い消費税を払い、低所得者は低い消費税を払うことになります。(貯金が趣味だという高所得者は例外として・・・。)


もうひとつ。生活必需品には、低い税率を適用すべきという議論がありますが、これを行うとなると多品目を扱っているスーパーなどは、消費税計算の事務手続きが非常に複雑になり現場は混乱するのではないでしょうか。レジなどのポス・システムを変更するのに相当の費用もかかるでしょうし。


また飲食店についは、低い税率で購入した食材を、お客様に提供する時は通常の税率で提供することになりますが、これって・・・?このあたりの調整も税制で細かく決めていかなければなくなるでしょう。


それと、我々会計事務所も、複数税率を適用するのは計算が非常に複雑になるので大変です(苦笑)


話はそれましたが、今後民主党は無駄な歳出を削ることだけで、安定的な社会保障システムを実現することができるのでしょうか?


できないなら、消費税に頼らざるをえないでしょうが、繰り返しになりますが、その場合にはいつから?何パーセント?にするのか。


政治家は消費税増税の議論から逃げることなく、国民に納得いく説明をして頂きたいものです。


熊澤 斉