2014年09月25日
当事務所では、中小企業の経営者の万一から
会社、従業員、家族を守るために
税務顧問のクライアントに生命保険を提案し加入して頂いております。
生命保険の提案をする時に
クライアントから「なんで会計事務所が生命保険の仕事をするのですか?」
と聞かれるかことがよくあります。
お答えします。理由は3つあります。
@会計事務所は、月次監査や決算を通じて
借入金の状況、固定費の状況、資金繰りなど
企業の具体的な数字をタイムリーに把握しているので
試算表や決算書から本当に必要な保障額を正確に算定できる立場にいる。
A生命保険加入後のメンテナスには
定期的なリスクの提示とそれに見合った保険商品のアレンジが必要となり
それができるのは、長く変わらず企業の経営数字を把握している会計事務所だけである。
B経営者に万一があった場合、保険金受け取りの手続きもさることながら
受け取った保険金を、経営の視点、税務の視点から
今後どのように使うべきなのかアドバイスできるのは
企業の経営内容を熟知している会計事務所だけある。
したがって、企業の経営数字を把握している我々会計事務所が
経営指導の一つとして生命保険の活用をアドバイスする訳です。
生命保険を提案するのは、会計事務所だけでなく
一般の代理店さん、銀行などなどありますが
そのような方たちは、あなたの会社の経営状況、つまり具体的に
赤字か?黒字か?
毎月の固定費がいくらぐらいか?
銀行借入金がいくらくらいあるのか?
などの経営数字を知ったうえで提案してもらうことは可能でしょうか?
私は、なかなか難しいと考えます。
これらがわからないと、その会社にとって本当に必要な保障額がいくらかわからないので
無駄に保障額が大きく、保険料が高い生命保険に加入したり
逆に、保障額が足りていないと、経営者に万一があった場合には大変な事になります。
したがって、経営内容を熟知している我々会計事務所は
中小企業に生命保険を提案できる状態にあるという「正当性」がある訳です。
生命保険に関しては
「何を提案されるのか?」ではなく
「誰に提案されるのか?」という事が重要になってきます。
熊澤